今年も井戸尻史跡公園の古代蓮がきれいに咲いています。
7月15日には観蓮会が行われました。
その陰には多くのみなさんの、文字通り泥まみれの協力がありました。
いろいろな形で応援してくださっている、すべてのみなさんに感謝を込めて、その様子をご報告です。
井戸尻応援団は井戸尻が大好きで集まった有志の会です。
井戸尻の魅力をみなさんに知っていただきたくって、一般人の目線で「面白そう」「楽しい」をワードに、イベントを開催したり皆さんに情報を発信しています。
ご存じですか?
レンコンはひと節が1年で4mも伸びるのだそうです。そのために放置していると、レンコンが詰まってしまい、きれいな花が咲かなくなってしまいます。
そこで応援団では、毎年ボランティアを募って、雑草取りやレンコン掘りなどの作業をしています。
泥だらけになって大変な作業ですが、これが結構楽しくってはまります。これをきっかけに応援団に入ってくださった方もいらっしゃります。
レンコンは硬いところを好むらしく、毎年深く深く、田んぼの底に潜っていきます。
レンコン採れたねー!
残念。これは地下茎だったね。
この地下茎でレンコンは繋がっているので、泥の中でたどっていくとレンコンに出会えるわけです。
よくわかりますね。
横に伸びているレンコンから、立ち上がっているのが今年の芽です。
今年は小中学生もたくさん参加してくれました。
何か、良いもの見つけた?
いろんな生き物にも出会いました
羽化したばかりのトンボ
ヤゴの抜け殻
コオイムシも沢山見つけました。
ピンぼけだけど、タイコウチ
近年、公園内の蓮田でシロサギをよく見かけます。
(撮影:ジェルミエンジェル)
何か狙っているようですが、なんとドジョウを捕まえたようです。ドジョウがいることもこうやって知ることになります。
レンコンを探ったあとに、レンコンの脇にスコップを入れてゆすると、泥が緩んで抜けやすくなります。
ただ、気をつけないとスコップでレンコンを切ってしまう事もしばしばです。
ドロの中のレンコンを捕まえて、縦にゆするとやはり泥がゆるんできて、スポッと抜けやすくなります
レンコンは泥の中で縦横無尽に伸びているので、上下に交差したりしています。
おおむね、古いものは水面に近く、新しいものほど深く底にもぐり、時には田んぼの底に垂直に潜っているものもあります。
大きなレンコンが採れたら、皆さんいい笑顔
休憩時間も楽しいひと時です。
作業が終わって戻ってくるのもひと苦労です。
さすが。年の功
運んでいるのは昨年の立ち枯れたレンコンの茎です。重くなったソリを曳いて歩くのはかなりの重労働。
長い紐で往復させるとは、さすがです。
作業が終わったら、近くのセギで胴長や使った道具を洗っていただきます。
こんな事も、皆さんに楽しんでいただき、本当にありがたかったです。
役員で手分けをして胴長や手袋を洗い、来年の作業に備えます。
2024年の蓮田の整備は、4月20日の古代蓮から始まり、6月8日の漁山紅蓮で作業は終了しました。
全9日間、延べ参加人数、大人62名、こども32名
お子さんは1歳から中学生まで、幅広く参加して頂きました
レンコン掘りのできない小さなお子さんは池や草むらで昆虫探しや水遊びで楽しんでいただけたようです。
応援してくださったすべての方に感謝❤
(Written by エンジェル千代子)